袖振り合うも多生の縁?(フィレンツェ3日目⑤)

ロレンツォくんとの思いがけない交流の巻

よってたかって責められて、しゅんとなっていたロレンツォくんですが、お菓子を食べると徐々にテンションが上がってきたようです。目の前のジャッポネーゼ(私たち)に興味を持ち始めた様子。すると、そこに現れたのが、若いイタリア人男性。何とロレンツォ君のパパ! パパは、フレンドリーな感じのハンサムでした。パパは、おばあちゃんにお菓子をもらった話を聞くと、やっぱり「シニョーラに御礼を言ったのか?」とロレンツォくんを問い詰めていました(笑) 可哀想なロレンツォくんのために、「Yes, He is a good boy!」と一生懸命アピールしてみましたが、つ、通じたかな…? Aちゃんがパパの着ているTシャツに日本語が書いてあるのに気付いて話しかけていると、さらにママも登場! ママはパパと違って、ちょっと厳しい感じの美人です。パパもママも英語がペラペラでした。「ロレンツォも英語を勉強しているところだから英語で話しかけてね」というようなことを言って自分の席に帰って行きましたが、私とAちゃんのほうが片言なので意志の疎通はあまりできませんでした。ちなみに、ママは1つ向こうの4人がけの席のほうに、パパは2人がけの席のほうに去っていきました。…多分そこも予約した席と違うと思うけど、イタリア男性は一人で座るのが好きなんでしょうか?

さて、ロレンツォくんに英語で話しかけてみました。
「Can you speak English?」
「……」
「How old are you?」
「……」
しかし、ロレンツォくんは返事をしてくれません。隣のおばあちゃんも英語は話せないようです。し、仕方ない。
「そーの じゃぽねーぜ(私は日本人です)」
「そーの ○○(私は○○です)」
片言以前のイタリア語で自己紹介すると、とたんにうれしそうな笑顔になるロレンツォくん。イタリア語でいっぱい話してくれました。もちろんほぼわからなかったのですが、「4才」「ナポリに行く(帰る?)」はかろうじて理解できたかな? 私も読んでいたガイドブックを見せて、「どまーに(明日)ヴァチカン」「どぽどまーに(明後日)フォロロマーノ」と言ってみたり。ロレンツォくんは長い列車の旅に飽きていたのか、私とAちゃんをいい遊び相手と認識したらしく、それからはもう絶好調でした。言葉の壁も何のその、水の入ったペットボトルをふって「Auguri!(おめでとう)」ごっこをしたり(きっと新年にお家でやったのでしょう。)、おばあちゃんの出してきたくまのぬいぐるみで誘拐ごっこをしたり。まさかこんなことになるとおもわなかったので、交流系のイタリア語はまったく覚えていなかったのですが、5つくらいのイタリア語で1時間くらい遊べてしまいました。ボディランゲージは偉大です! でも、やっぱりイタリア語がもうちょっと話せるとよかった〜〜。

途中、子守から解放されてうれしかったのか、パパがコーヒーを買ってくれようとしましたが、それはシャイなジャッポネーゼなのでお断りして、パパが「息子とジャポネーゼの交流を記録に残すぞ!」とiPadで写真を撮りに来た時に、私のカメラでも写真を撮ってもらいました。

ロレンツォくん
ロレンツォくん。本当は端に私とAちゃんがいます。
自分の席に他の人が座わっているというハプニングから始まりましたが、思いがけなくほのぼのと終わったユーロスターの旅でした。ロレンツォくんと楽しく遊びながらも、内心はめちゃくちゃ緊張していましたが、今になって思うと、ツアーでは味わえない、いい思い出ができたなあと思います。

そうそう、ロレンツォくんが話している時に、たびたび「あっろーら」という言葉が出て来たので、それだけは帰って調べてみました。

allora(あっろーら)=「それじゃあ」「さて」「その時」 

あまり意味のないつなぎ言葉のようなものだそうです(笑) 










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