自力ナイトツアー前半(ローマ1日目②)

初タクシーとカラヴァッジョとナヴォーナ広場の巻

ホテルから出るとすでに日が暮れかけています。まずは最初の難関、「タクシーに乗る」をクリアしなければなりません。ヴェネチアはそもそも車が入れない街だし、フィレンツェはひたすら自分の足で歩いたので、イタリアでタクシーに乗るのはこれが初めてです。「ローマでタクシーに乗ってぼったくられた!」という話はよく聞くので、かなり緊張しています。

着いた時に、テルミニ駅東口にタクシー乗り場があるのをチェックしていたので、そこから乗ることにしました。ホテルから1、2分くらいです。(駅からのタクシーは初乗り料金が少し高いらしいのですが、フロントで呼んでもらったり余分に歩いたりすることを思えば許容範囲です。) タクシー待ちの列もほとんどなく、すぐ乗ることができました。あ、女性ドライバーです。まだ若くてお姉さんという感じの人だったので、何となくほっとして、無事行き先を告げることができました。地図を見せながら「Vorrei andare al San Luigi dei Francesi.(ヴォレイ アンダーレ アル サン・ルイージ・デイ・フランチェージ)」=「サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会に行きたいのですが」で通じたようです。

タクシーのメーターがちゃんと動いているかどうか見ながら、私はお財布の中の小銭を常にチェックしていました。1ユーロ以下は端数切り上げでチップにしようと思っていましたが、細かいのは10ユーロ札と4ユーロ分の硬貨しかなかったので、もしそれ以上だったら20ユーロ札を出さなければいけません。そうすると、ちゃんとおつりをもらえるか不安だったのです。

…道が混んでいて少し時間がかかったものの、お姉さんは「ここですよ」言って薄暗い路地で車を停めました。メーターは11.5ユーロ、お姉さんが口頭で言った金額も同じだったので、「ぐらっつぇ、12ユーロ」と言って12ユーロ渡しました。ぴったり払える金額でよかった! 「Tenga il resto.(テンガ イル レスト)」=「おつりは取っておいてください。」と言えればもっとよかったのですが、とっさに出て来ませんでした。でも、意図は通じて、お姉さんは「グラッツェ、チャオ!」と言ってくれました。
タクシーを降りると、辺りはもうすっかり暗く、一瞬ここはどこだろうと不安になります。でも、よく見るとすぐ前の建物がサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会でした。お姉さん、ちゃんと連れてきてくれてありがとう! 

サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会は、カラヴァッジョのマタイ3部作で有名です。なのに、無料!(ローマの教会はほとんどが入場無料♪ ヴェネチアもフィレンツェも有料教会が多かったのでうれしいかったです♪) ただ、中はかなりうす暗いので、絵を見ようと思ったら、絵の前にある機械にお金を入れて灯りをつける必要がありました。だいたいどこも1ユーロで、絵によっては50セントの所もあります。絵がたくさんある教会で全部見ようとすると結構な金額になりますが、観光客がある程度いる場所だと他の人のつけた灯りの恩恵にあずかることも多いので大丈夫でした。今回はマタイ三部作だけ、自分で1ユーロ入れることに。でも、灯りが消えると他の人がすぐにコインを入れてくれたので、ゆっくり鑑賞することができました。さすがにすごい迫力! 教会の薄暗さに絵の闇が溶け込んで、いっそう光が浮かび上がって見えるような気がします。 美術館で見る絵と、教会で見る絵は少し違う感じがしました。堪能しました。

サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会を出て少し北に進むと、今度はサンタゴスティーノ教会です。ここには、カラヴァッジョの「巡礼の聖母」があります。

ロレートの聖母
Aちゃんが1ユーロ入れてくれました。この絵はAちゃんのお気に入りです♪ 小さい教会ですが、カラヴァッジョ目当てで、思ったより人がいました。

そして、サンタゴスティーノ教会を出ると、すぐ南がナヴォーナ広場です。ナヴォーナ広場と言えば、ベルニーニの四大河の噴水! お、大きい! そして、ちょうどベファーナの市の開催期間だったため、屋台がたくさん出ていました。広場は人でいっぱいです! 

ナヴォーナ広場2
日本のリンゴ飴みたいな屋台。ベファーナとは、1/5の夜に子どもたちにプレゼントを届ける、箒に乗った黒装束のおばあさんらしいです。ベファーナの市とは、イタリア版のクリスマス市なのでしょうか?

ナヴォーナ広場1
写真ではわかりにくいけど、真ん中の人、宙に浮かんでいます。他にもいろいろな大道芸をする人がいて、観光客の人が一緒に写真を撮っていました。近くで撮るとチップを請求されるかもしれないので、遠くからこっそり撮りました。

これだけ人がいるなら、スリには警戒する必要がありそうですが、街を歩く分には心配なさそうです。予定通り、トレビの泉まで歩くことにします。

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