ポンペイ遺跡前編(ナポリ日帰り②)

ポンペイ遺跡は本当に広いの巻

ナポリ中央駅の中はきれいで、ここを見ているだけならそれほど治安が悪いとは感じられません。でも、私はかなり用心していて、イタリアで初めてパスポートをホテルの金庫に置いてきました。今日はコピーを持って来ています。入場料や昼食代以外でお金を使う予定もないので、カードはお腹に巻いたセーフベルトに入れて、現金は50ユーロだけ財布に入れています。(もちろん細かい紙幣で。)

ヴェスーヴィオ周遊鉄道の駅は、表示に従っていくとすぐに見つかりました。窓口には10人くらい並んでいましたが、無愛想なおじさんから無事に切符を買うことができました。片道2.6ユーロです。ホームに行くと、見事なほど落書きだらけの列車が待っていました。座席はもう空いていませんでした。ポンペイやソレントに向かう便なので、観光客らしき人も多く、混み合っています。そして、私は時刻表も印刷して持っていたのですが、列車は全く違う時間に出発しました。うーん、何故かはわかりません。とりあえず間違った列車に乗ったのではないことを祈って、駅名をチェックしようとしたら、半分くらいの駅は落書きで駅名が読めませんでした。このすさんだ感じは他の地域ではなかったものなので、どきどきします…。

45分くらいで、無事ポンペイに着きました。駅から遺跡の入口まではお土産物屋や飲食店が並んでいて、日本の観光地とよく似ています。そして、みんなポンペイ遺跡のほうへ行くので、全く迷わずに入口まで辿り着けました。チケット売り場は列が出来ていて、チケットを買うのに10分くらいかかったと思います。切符売り場の前では、個人旅行客めあてのガイドさんたちが売り込みをしていました。英語とイタリア語が多くて、フランス語、ドイツ語OKのガイドさんもいました。当日、ここでガイドさんを頼む人も多いみたいですね。やっはり遺跡めぐりは、ガイドさんがいたほうがわかりやすいと思います。が、がんばるぞ〜〜!(一応、下調べはしてきました! 旅のおともは「2016~17地球の歩き方 南イタリアとマルタ」です。)

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並んでいる時に見かけた猫ちゃん。売店のほうに入っていきました。撫でたかった…。チケットは13ユーロでした。遺跡の中にはトイレが少ないと聞いているので、先にチケット売り場の横にあるトイレに行っておきます。それから、念のため、インフォメーションで日本語の地図がないか尋ねましたが、やっぱりありませんでした。でも、インフォメーションにいたおばさんは、英語で尋ねた私に、「オー ニホンゴ アリマセン。ゴメンナサイ」と、なかなか上手な日本語で答えてくれました(笑) せめてオーディオガイドだけでも日本語版を作ってくれないかな〜。

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ここは、マリーナ門(ポンペイの町の入口)に通じる道です。結構な坂道です。

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裁判などの場だったバジリカ。フォロ・ロマーノにもありました。2016年版の「地球の歩き方」では鉄格子で囲まれていると書かれていましたが、2016年の1月には中へ入ることが出来ました。

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町の中心だったフォロ(公共広場)です。晴れていればヴェスヴィオ山がきれいに見えるのですが、今日はこんな感じでした。今にも雨が降りそう…。何とかもってほしいです。

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ここは、マルケム(市場)だったそうです。真ん中の柱が円になっているところには、水槽がおかれていたらしいです。魚の骨がたくさん出たので、魚市場だったと考えられています。

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市場の隅にあった、謎のガラスケース。中身は空でした。

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フォロの北側にあるジュピター神殿。

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フォロの穀物倉庫。ポンペイから出土した壺や像などが無造作に置かれています。この首と手の先がない女性像はいいですね。

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通りでは、こんな飛び石をよく見かけました。雨の日でも濡れずに渡れるようになっている、横断歩道です。馬車の車輪はこの飛び石の間を通れる幅になっていたそうで、スピードの出し過ぎを防ぐ役目もあったとか。

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フォロの浴場です。天井の装飾が残っています。

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柱にはこんな像が…。

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フォロの浴場には、こんな庭もありました。夏はお風呂上がりに、庭を見ながら涼んだのでしょうか。

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これは有名な「猛犬注意」のモザイク。「悲劇詩人の家」と名付けられた家の玄関にあります。透明な仕切りがあるのですが、だれかがチケットを隙間から入れたみたいで、耳の上にあるのが妙に気になりました。

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これは居酒屋。しっかりカウンターが残っています。この後、小噴水の家を目指しましたが、閉鎖されていて中は見られませんでした。「地球の歩き方」には2015年5月に公開が開始されたと書いてあったのに…。ポンペイ遺跡は発掘や修復が繰り返されているうえに、公開しているところも都合で閉めたりするみたいなので、仕方がないですね。

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フォロの近くだけでも見所がたくさんあってちょっと疲れたので、休憩することにしました。ポンペイ遺跡唯一のレストハウスが、フォロの浴場の近くにあります。

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マフィンとカプチーノを頼みました。カウンターで注文して、自分でテーブルに持って行く方式です。最初、このマフィンをチョコチップと思っていて、お兄さんに「チョコチップのマフィンください」と頼んだら、横にあるココア生地にチョコが入っているのをくれようとしました。「いや、その横のが欲しいんです」と言うと、取り替えてくれたんですが、近くでみたらブルーベリーマフィンでした(笑) お兄さんに「ごめんなさい、ありがとう」と言ったら、笑顔で「プレーゴ」と言ってくれたのでほっとしました。カプチーノ1.5ユーロ、マフィン2.2ユーロだったので、観光地としてはお手頃です。休憩しながら、もう一度ガイドブックをみて、気になっていたことを確認しました。それは、私が見たいと思っていた石膏像が見あたらないということです。ご存知の方も多いと思いますが、噴火によって亡くなった人は灰に埋もれ、その体は長い年月の間に朽ちて、空洞が残りました。この石膏像とは、そこに石膏を流しこむことで、当時の姿を再現したものなのです。「地球の歩き方」には、フォロの穀物庫にあると書いてありましたが、見つかりませんでした。また、市場にもあったという記事をインターネットで見たのですが、そこにもありませんでした。今思うと、市場にあった空のガラスケースが気になります。確か、あんなガラスケースに入っていたはず…。この後は、石膏像探しをがんばります。

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