ポンペイ遺跡後編(ナポリ日帰り④)

石膏像は意外な場所に!の巻

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アッボンダンツァ通りまで来ました。商店が並んでいたにぎやかな通りです。写真はステファノの洗濯屋。当時はまだ石鹸がなく、人間や動物の尿で洗っていたそうですが、いくらアンモニアが汚れを分解すると言っても、匂いが残ったりしなかったのでしょうか? 

通りから南に歩いて、「犠牲者の庭」や「フロントーネの家」を探しますが、地図を見てもなかなか辿り着けないのに、地図に載ってない場所を見つけることは難しいです。

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ついに、一番東の端の、円形闘技場まで来ました。ローマのコロッセオと同じように、剣闘士の戦いが繰り広げられていたのでしょう。コロッセオにはかないませんが、2万人が収容できたそうです。(コロッセオは5万人収容の規模。)

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ん? 入口に真新しい看板が立っています。「exhibitions」は展覧会という意味だと思いますが、「stolen from death」はわかりません。でも、「death」の文字にもしかして…と、どきどきしながら中に入りました。円形闘技場の真ん中の部分に、看板の写真のような、見慣れぬピラミッド形の建物が建っています。

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ああ、やっぱり! 私が探していた石膏像は、ここに集められていたのです。ガラスケースが空だった訳が、ようやくわかりました。あとで看板を確認しましたが、2015年5月27日から2016年の1月10日までの限定展示だったようです。これだけの数が目の前にあると、本当に壮絶でした。子どもの石膏像もあって、何とも言えません。

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家族か恋人同士でしょうか。外に出る時に、ポンペイの人々の信じていた神様と違うとわかっていても、思わず合掌してしまいました。執念でここまで歩いてきてよかったけれど、直前まで普通に生活していた人々が、噴火によって突然死を迎えなければならなかったことの理不尽さを感じて、重い気持ちにもなりました。

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遅くとも13:37の列車(この時間通りに来るかわからないけど)でナポリに戻るつもりなので、出口に向かいがてら、アッボンダンツァ通りに近い邸宅をいくつか見学しました。でも、石膏像を無事見られたことで気が抜けて、どこの家だったか忘れてしまいました。2つの家に入ったのですが、写真を見ても境目が分からない…。壁に描かれた植物の絵がきれいに残っています。

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この絵も状態がよかったのですが、カバーで覆われていたので、反射してきれいに撮れませんでした。

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これは神殿?

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妖精でしょうか。天女の羽衣っぽい。

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ここからは多分、「メナンドロの家」と呼ばれる邸宅だと思います。人が多くて、入場制限をしていました。入口に係の人がいて、「今いっぱいだからちょっと待ってね」とわかりやすい英語で教えてくれました。10分くらい待ってから、中に入りました。

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この壁画は有名なので、「メナンドロの家」で間違いありません。

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柱の裏の目立たないところに、こんな生き物が描かれていました。麒麟? 翼のあるライオン? グリフォン? ポンペイの邸宅を見ていると、文化水準の高さを感じます。お金持ちとはいえ、このクオリティ。紀元前とは思えません。

フォロまで戻ってきました。途中、雨がぱらぱらとしましたが、傘をさすほどではなくてよかったです。もう一度ジュピター神殿を見てから、さあ帰ろうと穀物倉庫の前を通ると…。

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あ〜〜! ここにも石膏像がありました。一度見たのに、何故気付かなかったのでしょう! ガラスケースにも入れられず、無造作に置かれていました。煙を吸わないようにか、口元を押さえているように見えます。

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これは、犬の石膏像です。つながれたまま、噴火で死んでしまったのでしょう。他にもあと一体、ガラスケースに入った石膏像がありました。最初に何で見逃したのかわかりません。ここで見つけていたら、円形闘技場までは行かなかったと思うので複雑です。秘儀荘が見られなかったのは残念ですが、特別展示が見られたのでよしとします。

ポンペイ遺跡は覚悟していた以上に広くて大変でしたが、興味深かったです。ただ、どんどん風化が進んでいるみたいなので、行きたいと思っている方がいらっしゃったら、できるだけ早いほうがいいですよ! 

予定通りの時間に駅に着いて、切符を買いました。刻印機もすぐ横にあります。後はホームに行くだけですが、ナポリ行きは向かいのホームだったので、初めはどうやって行けばいいか悩みました。歩道も橋もないし、まさか線路を横切るわけには行かないし。よくよく探すと、地下に降りる階段があって、地下通路を通って反対側のホームに行くようになっていました。早めに駅に着くようにしていたよかったです。

さあ、最後はナポリのサンセヴェーロ礼拝堂です! 無事辿り着けますように!



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