アルプスは招くよ(ヴェネチア2日目②)

サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会とお昼ごはんの巻

サン・ザッカリアからサン・ジョルジョまでは一駅。あっという間に着きました。ヴァポレットを降りると、すぐサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会です。急遽ここを入れたのは、「地球の歩き方」に「鐘楼に上ると、天気がよければ本土や遠くドロミテのシルエットさえ望むことができる」と書いてあったからです。ドロミテって何だろうと検索したら、アルプス山脈の一部だと説明されているではありませんか。そうか、イタリアも北部のヴェネチアならアルプスもすぐそこなんだ! 言われてみれば当たり前なのですが、アルプスという響きに、「アルプスの少女ハイジ」で育った私はとっても惹かれました。時間が足りなくて最初の計画では外さざるをえなかったのに、今日は晴れたし、時間もできたし、これは行くしかないということで♪ さあ、まずは建築家パッラーディオの代表作、厳粛な中にも明るさに満ちている(by「地球の歩き方」)という教会の中に!

…残念ながら、内部は足場を組んで本格的に修繕中でした。そして、足場のせいか少し暗かったです。…まあ、ネットでいろいろな方の旅行記を読ませていただいた時に「修繕中」と「貸し出し中」の2つはたびたび目にしていたので、覚悟はしていました。ここのメインは鐘楼だからと自分を慰め、必見と書いてあったティントレットの絵を鑑賞。ここの教会は鐘楼以外は入場無料ですが、絵は前にある機械にお金を入れて灯りをつけないとよく見えません。私は、ティントレットの「最後の晩餐」だけコインを入れました。0.5ユーロ。他の絵は居合わせた他の観光客の人が入れてくれたので、ありがたく一緒に見せていただきました。
そして、いざ鐘楼へ。ここはエレベーターで上まで上れるので、Aちゃんも安心です。そこだけオフィスっぽいチケット売り場でチケットを買い(「地球の歩き方」では5ユーロだったけど値上がりして6ユーロでした)、エレベーターに乗り込みました。

マッジョーレからサン・マルコ広場
おお! サン・マルコ寺院の鐘楼とドゥカーレ宮殿、その向こうにうっすら見えるのがドロミテでしょうか。

運河合流
ジューデッカ運河とカナル・グランデ(大運河)の合流地点です。

鐘楼から見た杭
非常時には抜いたという航路を示す杭も、高いところからだとよくわかります。
360度のパノラマに、大満足しました♪

さて、次はスクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコです。ヴァポレットで移動するのですが、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会を思いつきで入れたため、ちょっと下調べが足りませんでした。今思うと、多分サン・ザッカリアに戻ったほうが早かったのですが、ジューデッカ運河をぐるっと回るコースを選んでしまったのです。両岸の景色はとても素敵でした。でも、しばらく乗っているうちに、お昼の予約時間を考えるとちょっとサン・ロッコまで行くのは厳しいかもしれない…と思い始めました。店にも迷わず行く自信がありません。悩んだ末、サン・ロッコはゆっくり見たいから、先にお昼を食べることにしました。
リアルト橋に着いた時点で11時半くらいだったので、リアルト橋周辺を少しぶらぶらしました。橋の上で写真も撮り、12時少し前にお店に向かいました。12時オープンなので、早く着いても大丈夫でしょう。お店は、トリップアドバイザーで評判がよかった「オステリア・アエ・スコンテ」です。サイトがあるので、メール(英語)で予約できました。

ところが、お店が見つかりません! リアルト橋から5分くらいのはずなのに、わからない〜〜。さすが迷宮都市ヴェネチアです。一度なんか、サン・マルコ広場のすぐ近くまで戻ってきてしまいました。サイトでお店の場所を探して、手持ちの地図に書き込んで来たので、そこで間違えた可能性もあります。ついに諦めてスマホの地図アプリを使ってからも(接続料をけちっていました)、あちこち彷徨って、どうにか辿り着いたのは予約時間ぴったりの12時半でした(涙) お店の名前は「かくれんぼ」という意味だそうです。…納得。
息も絶え絶えで「予約しています」さえ上手く言えない私でしたが、お店の人は、「ようこそ、今日予約してくださってるのは貴方だけです。大丈夫です。(英語・私の適当な意訳)」と、とってもあたたかく迎えてくれました。

しかし、席に着いたからといって、ほっとしているヒマはありません。注文するという大きな試練が待っています。
イタリア語のメニューをどきどきしながら開きました。サイトでメニューはチェックしていたので、だいたいはわかります。(実は、Aちゃんがチーズが食べられないので、お店はメニューをできるだけチェックしてから決めていました。) 前菜にアンティパスト・ミスト(20ユーロ)を2人で1つ、プリモに「アエ・スコンテ」とお店の名前がついたエビとトマトのパスタ(16ユーロ)を1つずつ頼むことにしました。飲み物は白ワインをグラス(6ユーロ)で。

注文するときに最強のイタリア語はちゃんと覚えていましたよ! メニューを指さし、「Prendo questo.(ブレンド クエスト)」=「これください」です(笑) あとは、
「Vorrei un bicchiere di vino bianco.(ヴォッレイ ウン ヴィッキエーレ ディ ヴィーノ ビアンコ)」=「白ワインをグラスで1杯がほしいのですが。」
で、注文完了です。「Vorrei ~」は「〜したい」「〜が欲しい」という意味なので、太字の部分を変えたら、他の物に応用可です。2杯だと「due bicchieri(ドゥエ ヴィキエーリ)」になるのかな。「〜ペルファヴォーレ」が英語のplease、ヴォッレイ〜」がI'd like to~で、より丁寧な感じがするそうです。覚えておくといろいろ使えて便利です。
本当はあと1つ、
「Vogliamo dividere questo. Due piatti,per favore.(ヴォリィヤーモ ディヴィーデレ クエスト。ドゥエ ピアッティ ペルファヴォーレ)」=「これをシェアしたいので、お皿を2枚ください」
が必要でした。でも、これは覚えられず(涙) 幸いなことに、ここのお店の人は、私がしどろもどろの英語で「シェアしたい」と言ったらすぐにわかってくれて、パスタも「2皿? 1皿じゃないの?」と確認してくれました。ちゃんと取り皿も出してくれました。きっと日本人のお客さんもよく来て慣れているのでしょう。イタリアでの初レストランが、このお店で助かりました。

お味の方は、前菜の盛り合わせはまずまず。帆立のグリルやタコとセロリのマリネはおいしかったです。ただ黄色い魚卵のペースト?が大量にのっていて、二人とも苦手だったのでそれは残してしまいました。盛り合わせじゃなくて、エビとか帆立とか、好きな食材の前菜にすればよかったかも。
そして、エビのパスタ。
アエ・スコンテ

これは、今回の旅行中で文句なく一番においしかったです!(この店以降、食事には全く恵まれなかったせいもありますが…) エビはぷりぷりで、ソースはちょっとピリ辛のアラビアータで、近所にあったらきっと通ってると思います。かなり量が多くて、2人で分けてもいいくらいだったのですが、私もAちゃんも一人前を完食しました。白ワインもすっきりしていて飲みやすく、Aちゃんは2杯目を頼んだほどです。また、いっしょに出てきたパンも、スナックみたいにさくさくしていて、はまる味でした。
食後に、私はシャーベット(6ユーロ)、Aちゃんはコーヒー。シャーベットは日本のものと違って、お酒がよくきいていて、とろっとしたのがグラスに入っていました。
あと、サービスでリモンチェロ(レモンのリキュール)も出してくれました。私はレモンのお酒という知識しかなかったので、ジュースみたいなものかと思ったら、思ったよりアルコール度数が高くてびっくり。30度くらいあるそうです。グラスに入れちゃったので、がんばって飲みましたが、おなかいっぱいな上、お酒も回って、はち切れそうです!

「Il conto, per favore!(イル コント ペルファヴォーレ)」=「お勘定をお願いします。」
ガイドブックにも必ず載っているイタリア語で、お勘定を持って来てもらいました。コペルト(席料)が2人で5ユーロ、合計84ユーロでした。ここで、最後の難問、チップをどうするかです。チップについてはいろいろな意見があって、イタリアのレストランでは基本いらないとか、10パーセントくらいは必要とか、お店の格によって違うとか、正解が今もってわかりません。Aちゃんと相談の上、おいしかったし、10パーセントには足りないけど、切り上げて90ユーロを渡すことにしました。「グラッツェ〜!」と言って受け取ってくれて、特に不満そうな感じも、おつりをわたそうという気配もなかったので、これでよかったのかな?? ランチにしては高めですが、ヴェネチアだから普通なのかもしれません。ちなみに、私たちが食べている間、お客さんは1,2組しか来ませんでした。でも、これは12/31という特別な日のことなので、普段はどうかわかりません。みんな、夜に備えていたりして。(イタリアでは、12/31にチェノーネという特別なディナーを食べる習慣があるそうです。私たちはそのボリュームと値段にひるんで、夜は適当に済ませる代わりに、ランチをちょっと豪華にしようと決めていました。)

ヴェネチア2日目③に続きます。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)