ウフィッツィ美術館の衝撃(フィレンツェ3日目①)

いよいよフィレンツェともお別れ、ローマへの移動日です。


1月3日の予定
8:00 ホテルをチェックアウト
8:15 ウフィッツィ美術館
11:15 「ペルケ・ノ」でジェラートを食べる
12:00 ドゥオーモ&洗礼堂
13:00 サンタ・マリア・ノヴェッラ教会
13:40 ホテルで荷物を受け取って駅へ
14:05 ユーロスターでローマへ
15:35 ローマ着
16:00 ホテル着、1時間ほど休憩
17:30 サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会
18:00 サンタゴスティーノ教会
18:30 ナヴォーナ広場〜パンテオン〜トレビの泉散策
20:00 夕食「Ad Hoc」



チェックアウトとウフィッツィ美術館の巻

今朝も、今にも雨が降りそうなお天気です。でも、今日のメインはウフィッツィ美術館なので、それほどダメージはありません。それよりも、このハードなスケジュール…。本当に実行できるのでしょうか。行きたいところが多すぎて、これ以上削れなかったのです。

さあ、まずはウフィッツィ美術館の朝一入場を目指すため、ホテルを8時前にチェックアウト。サンタ・マリア・ノヴェッラホテルでは、宿泊税は1人1泊4ユーロでした。ここでも荷物は簡単に預かってくれました。

下の写真は、ウフィッツィ美術館に向かう途中で見かけた、チョコレート屋さんのショーウインドウです。年が明けても、1/6まではクリスマスモードのイタリア。かわいいので思わず撮ってしまいました。
チョコレート屋さん

そして、昨日前を通っているので迷わず行けると思っていたのに、ウフィッツィ美術館への道を少し間違えてしまいました。私、フィレンツェとちょっと相性が悪いのかもしれません。それでも、8時20分に無事入場。昨日の午後は大混雑でしたが、朝一はぐんと人が少なく、フィレンツェカードの優先入場口もすぐにわかりました。よかった〜。セキュリティチェックをすませて、いざ出陣です。3Fの第1室から順に見るようになっていました。まずは、リッピの「聖母子と二人の天使」とご対面。ガイドブックによると、リッピは修道士画家だったのに修道女と駆け落ちしたそうで、その修道女さんがこの絵のモデルらしいです。マリア様が本当に清らかで美しい〜! 続いて、ボッティチェッリの「マギの礼拝」。これは、東方の3人の王が降誕したばかりのイエスに礼拝する場面を描いたものですが、周りにロレンツォ豪華王をはじめとするメディチ家ゆかりの人々が描かれていることでも有名な作品です。ガイドブックを見ながら、「これがロレンツォ、これがピコ、こっちがジュリアーノ…」と1人1人確認してしまいました(笑) そして、同じくボッティチェッリの「春」!
春

「ヴィーナス誕生」と並ぶ超有名作品ですが、私は断然、この「春」のほうが好きです。向かって右にいる、春の女神フローラのドレスが素敵! 花模様じゃなくて、本当に花が咲いているんです。左側の三美神もきれいでした〜。薄衣のドレープにもうっとり。かなり長いこと眺めてしまいました。

後ろ髪を引かれながら、次の部屋に移動すると、またまた超有名作のダ・ヴィンチ「受胎告知」がお出迎え。これは、Aちゃんがフィレンツェで一番見たいと言っていた作品だったので、心ゆくまで眺めるAちゃんも発見。 私たち、美術館では自分のペースで見ているので、途中で置いていったり置いて行かれたりするのです。でも、ちゃんと最後には合流できます。ダ・ヴィンチのマリア様はクールビューティな感じでした。また、同じ部屋に、ダ・ヴィンチの師、ヴェロッキオとの合作というか、弟子のダ・ヴィンチが背景に天使を描いたらあまりに上手くて、ヴェロッキオが筆を折ったという逸話の残る「キリストの洗礼」もありました。確かに弟子のほうが上手いけど、ちゃんとそれを認める度量のあったヴェロッキオは、いい先生だったんじゃないかなあと思います。(もっとも、この逸話には後世の創作が入っているらしいです。)

そして、次はラファエッロ〜♪と進もうとすると、25室から先のフロアが閉鎖されているではありませんか! ちょうどヴァザーリの回廊のある辺りです。もしかして、工事中!? 閉鎖中のフロアには、他にもティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」など見たい絵がいっぱいあったので、大ショックでした。「貸し出し中とか修繕中とかで何枚かは覚悟していたけど、7,8部屋分まとめて見えないのはつらいよね」と話しながら2階に下りて、カラヴァッジョの間を見て…あれ? ガイドブックには載ってない展示室がある! もしかして…と順番に見て行くと、期待通り、閉鎖されていたフロアにあった絵が移動していました。万歳!

ちなみに、タイトルの「ウフィッツィ美術館の衝撃」は、このフロア閉鎖騒動ではありません。それは、私たちがラファエッロの「ひわの聖母」を眺めている時に起きたのです。
私たちは、いったん諦めた「ひわの聖母」を見ることが出来た喜びにひたっていました。すると、そこへ日本人のツアーらしき一行がやってきたのです。先頭のガイドさんは他の絵は素通りして、私たちの後ろまで来ると「こちらがラファエッロの『ひわの聖母』、こちらが若い頃の自画像です。イケメンでロン毛がお似合いですね〜。」とだけ言って、そのまま歩き出しました。ラファエッロの自画像は「ひわの聖母」と向かい合わせに展示されていたので、ガイドさんは右と左を手で示すだけ、立ち止まっていたのは30秒くらいです。私とAちゃんは思わず顔を見合わせて、絶句してしまいました。だって、「ひわの聖母」ですよ!? 個人ならラファエッロに興味がないから素通りという人もいるでしょうが、ツアーだから有名作品の前でしか止まらないはず。なのに、ウフィッツィ美術館でもおそらく10本の指に入るメジャーな作品の前で30秒…。私、いろいろなツアーの日程表見て、どうしてこの時間でこれだけ回れるんだろうと不思議だったんですが、その秘密がわかった気がします。さすがにここまで駆け足のツアーは多くないと思うけど、本当に衝撃でした。美術にはまったく詳しくない私でも、いいなと思った絵はせめて分単位で眺めたいです(苦笑) 

ウルビーノのヴィーナス
ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」。ティツィアーノの名前はヴェネチアで初めて覚えましたが、この絵は知っていました! ウルビーノ公爵が若き花嫁に「お手本」を示すために描かせたと言われています。何の「お手本」でしょうね(笑) 色っぽくて、私は大好きです。いったん通り過ぎた後、途中にあったきれいなトイレに入るために引き返したので、2回じっくり見られてうれしかった思い出が。

普通に一通り見て回って、3時間くらいでした。(「春」「ウルビーノのヴィーナス」の画像はウィキペディアよりお借りしました。ウフィッツィ美術館ではこの2作が特にお気に入りです。)

ヴェッキオ宮
ウフィッツィ美術館は撮影禁止なので、唯一自分で撮った写真はこのテラスから見えるヴェッキオ宮のみ(笑)




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