お土産物屋さんは好きですか(イトリア谷の町めぐり④)

リオーネ・モンティ地区のお土産物屋さんの巻

リオーネ・モンティ地区は上り坂になっています。お土産屋さんがたくさんあって、観光客で賑わっていました。

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これは、珍しい屋根が2つあるトゥルッリ。仲の良い兄弟が住んでいたのに、同じ女性を好きになったことから仲違いしてしまって、顔を合わせないように部屋を分けて、入口も2つ作ったとか。

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屋根に文字が描いてあるトゥルッリが並んでいます。アルベロベッロというと、ここの写真を一番よく見かける気がしますね。ハートのマークがかわいいですが、貫かれた聖母マリアの心臓を意味し、人々の救いのために我が子を捧げたマリアの苦しみを表しているそうです。

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坂を上り切ったところにある、サンタントニオ教会です。トゥルッリ屋根の教会として有名です。ちょうどお葬式が始まるところで、中には入れませんでした。昨日からいろいろな教会で、洗礼式、結婚式、お葬式と、人生のそれぞれの節目を目にすることになって、何だか感慨深かったです。教会が地域の人々にとって大切な信仰の場所であることを、改めて感じました。

あとは道を下って帰るだけです。私は観光優先派なので、今回ガイドをお願いする際もお土産屋さんにはあんまり寄らなくていいとお伝えしていましたが、Kさんはすっかりお土産屋さんを案内するモードになっていました。でも、いもさんが意外にもお土産屋さんに興味津々だったので、じゃあ、まあいいかとお付き合いすることにしました。

「MATARRESE(マタレーゼ)」というお店で、Kさんがお店のおばあさんと話し始めました。おばあさんはわりと有名な人らしく、何度も日本に来たことがあるそうです。Kさんとは親しいみたいで、日本ではKさんのお母さんにも会ったと言ってました。そして、何故か私たちにコーヒーを飲んで行けと言い、エスプレッソをごちそうしてくれることになりました。…こういう流れになると、買い物を断りにくくなるので困ったな〜と思いましたが、いただいたエスプレッソはすごくおいしくて、目からウロコが落ちました。私は濃いコーヒーが苦手で、イタリアでもずっとカプチーノだったので、生まれて初めてエスプレッソを飲んだのですが、最初から砂糖が入っていて、ああこれが本場のエスプレッソなのねと感動しました。

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「負けたよ、おばあちゃん!」という気分で、お店の中を見せてもらうことにして、最初に屋上へ上がらせてもらいました。トゥルッリの屋根がいっぱい並んでいるのは、壮観です。お花も飾ってあって、とてもかわいくしてありました。

そうそう、おばあさんのお店は、オリジナルの機織り布製品が有名だそうで、お値段は少々張りますが、質のいいものがそろっています。いもさんは、テーブルクロスを買ってました。でも、私が引っ掛かったのは、フィスキエットという手作りの笛です。プーリアでは「幸せを呼ぶ笛」として、お祝い事に贈られる物だそうです。人形や動物の形になっているのですが、ここには、「猫」の笛がたくさんあったのでした。

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私の買ったのは、これ! 他にも、香箱座りをした猫の体にポピーの花が描いてあるのとか、星の王子様みたいな星の上に木や猫がのっているのも欲しかったのですが、これが一番割れにくそうな形だったので。1つ1つ手作りで、模様も手描きでした。やっぱり猫には弱い私です。マテーラで見たサッシの置物も、屋根とか戸の前に、猫がいっしょについてたら、多分買ったと思います(笑) 今回の旅行中、自分用に買ったお土産はこの笛と、絵葉書3枚だけでした。

他にもKさんが案内してくれたのは、手描きのマグネットを売っているお店とか、オリーブの木で作ったキッチン用品を売っているお店とか、おもしろいお店ばかりだったので、もっとお土産に興味がある人ならさらに楽しめたと思います。(いもさんは、ほぼ全部のお店で買い物していました!)

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そして、アルベロベッロで最高に美人だったのは、この子! ふかふかで、見上げる目線がたまりません〜〜。そう言えば、私がKさんに、「i gatti(イガッティ=猫の複数形)だけは覚えて来ました!」という話をしていたら、いもさんは「え、響きが猫っぽくない!」とイタリア語に物言いをつけてきました。この響き、いもさんには犬っぽく聞こえるそうです。英語でdogが濁音だからかな?(笑)

坂を下ったところの駐車場で、ジャンヴィトさんが待っていてくれました。Kさんとは朝、ピックアップしたところでお別れです。私たちは、ジャンヴィトさんの運転でバーリ空港に向かいました。空港までは1時間くらい。言葉の壁があるので、ジャンヴィトさんとはほとんどお話できませんでしたが、私たちはこの1日ですっかりジャンヴィトさんのファンになってしまいました。外見もかっこいいし、いつもさっとドアを開けてくれる紳士的な対応も素敵なのですが、何よりも運転が最高に丁寧! 特にいもさんは、ローマでタクシーに乗って、「イタリアのタクシーは、私用電話しながら運転がデフォルトだから」という私の説明にカルチャーショックを受けたところだったので、「イタリアに来て、初めて安心して乗っていられた…」と感動していました。バーリ空港でお別れする時は、2人とも数少ない英語とイタリア語のボキャブラリーを駆使して、一生懸命お礼を言いました!

さて、バーリ空港は地方空港なので、フィウミチーノ空港と比べるとうんと小さいです。中は結構きれいな空港でしたが、私には1つ心配事がありました。実は、私たちの航空券はフライングブルーのマイルでとったチケットなので、アリタリアの国内線なのに、エールフランスのサイトで発券されていたのです。だから、アリタリアのカウンターでチェックイン出来ないと言われたらどうしようと思っていたのですが、普通にカウンターに並んで、普通に手続きできてしまいました。拍子抜けです。かなり早く空港に着いたこともあり、余裕で空港内を探検できました。

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普通にお土産物屋さんがあります。

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バール。パニーノを売っているお店もあって、最初の計画ではここで夕食にしてもいいかと思っていましたが、全くお腹が空いていないのでパスしました。

そうこうしているうちに、搭乗案内のアナウンスが入りました。30分以上前だったので違う便だと思ったら、私たちの便です。早々に機内に入ったものの、国内線のエコノミーはすごく狭かったです。そして、大きな落とし穴は、フィウミチーノ空港に着いた時に待っていました。…着陸しているのに、機内から降ろしてくれないのです。かーなーり待たされて(20分くらい?)、ようやく降りたらそこに待っていたのはバス! 結局ターミナルに着いたのは、到着予定時刻を30分くらいオーバーしていました。

さらに、預け入れ荷物のない私たちはさっさとタクシー乗り場に向かいましたが、そこにタクシーは1台も待っていませんでした。ここはイタリアで一番大きな空港で、まだ夜の9時前なのに! …まあ、クリスマスから続く3連休最終日の、国内線ターミナルの出口だから…と自分にいい聞かせ、そこら中にあるトレニタニアの自動販売機でレオナルド・エクスプレスのチケットを買いました。

レオナルド・エクスプレスは、テルミニ駅まで直通の特急列車で、所要時間30分です。1人14ユーロなので、タクシーより安いのはいいのですが、ターミナル1からだと空港駅は結構遠いのです(涙) 乗る予定はなかったのですが、一応、空港からの交通手段の1つとして、最低限のことは調べていました。えらいぞ、私! 備えあれば憂いなし。さあ、豆知識その1、空港駅では刻印を忘れてはいけません。幸い、黄色の刻印機はすぐわかりましたが、何度やっても上手く刻印できませんでした。焦っていると、後から来た老夫婦のおじいさんの方が「どれどれ」と代わりにやってくれました。(その方も何度かやり直していたので、何かコツがいるのかも。) 人様の親切が身にしみます。ありがたや〜。

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こちらがそのチケット。下の方の「20:57 271215」は、2015年12月27日の20時57分に買ったということです。(この時刻がすでに悲しみを誘います…。) 自動券売機でチケットを買う時は、時刻を指定して買うので指定席っぽいのですが、チケットの上のほうに27/12/15-26/02/16とあるように、有効期間は購入後2ヶ月なのです。だから、ちゃんと刻印しないと50ユーロ以上の罰金を取られるのでした。左側に薄く見える文字が、刻印機を通した時につくものです。乗車中、検札の人はしっかり回ってきたので、刻印できていて本当によかったと胸を撫で下ろしました!

ホテルに着いたのは結局10時すぎ。空港での待ち時間を考えたら、飛行機も鉄道も変わらないくらいの時間がかかりました。マイル利用でなければ、鉄道のほうが安くてまだ楽だと思った帰路でした。しかし、Kさんから、ローマからレッチェ(バーリのさらに南)に向かうフレッチャアルジェントに乗って2時間以上遅れた話を聞いたので、すべてはその日の運かもしれません。


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